
ゴルフ場では、予約や受付、キャディ管理など多岐にわたる業務が発生します。人手不足が深刻化するなか、これらを効率化できる管理システムの導入が注目されています。今回は、業務の省力化と顧客サービスの質向上を同時に目指せる、実績あるゴルフ場管理システム3選をご紹介します。
SwingClub-CLOUD(東京システムハウス株式会社)
会社名 | 東京システムハウス株式会社 |
---|---|
住所 | 東京都品川区西五反田8-4-13 五反田JPビルディング6階 |
電話番号 | 03-3493-4601 |
SwingClub-CLOUDは、ゴルフ場の運営や管理に必要な業務を効率よくまとめて支援するクラウド型の管理システムです。
業務の省力化を目指す施設にとって、操作性や機能の面で多くのメリットがあります。クラウド技術やアプリを積極的に取り入れ、経営面での課題をサポートします。
ほかとは違う3つのメリット
SwingClub-CLOUDが評価されている理由のひとつは、常に時代に合わせた新しい技術を導入している点です。クラウド機能やアプリを活用することで、予約情報や顧客管理をオンラインでスムーズに行えるようになります。これにより、ゴルフ場運営の柔軟性とスピードが高まります。
もうひとつの特徴は、直感的に操作できるタッチモニター画面です。業界内でも珍しいこの設計により、はじめてシステムを使う人でも簡単に扱えます。従業員の教育コストを抑えつつ、誰でもすぐに業務に活かせる点が魅力です。
さらに安心して導入できる理由として、全国220以上のゴルフ場での実績と365日のサポート体制が挙げられます。導入後のトラブルや運用面での不安にも対応できるよう、ハードウェアを含めた幅広いサポートが提供されています。
ゴルフ場でよくある悩みを解決
SwingClub-CLOUDは、ゴルフ場でよくある運営上の悩みをサポートします。たとえば、自社サイトや外部の予約サイトからの情報を個別に管理している場合、対応が煩雑になりやすいです。SwingClub-CLOUDでは、予約管理を一元化できるため、受付業務が効率化され、接客にも余裕が生まれます。
チェックインからチェックアウトまでの業務もスムーズに連携されており、利用者の流れに合わせて効率的に処理が可能です。とくにプレー当日の対応では、キャディの配置や進行状況の把握、給与計算まで対応できます。カートナビとの連携機能も選択でき、全体の進行をよりスムーズにします。
安心のサポート体制
SwingClub-CLOUDは、システムの導入だけでなく、運用後のサポートも充実しています。「守る」と「支える」という2つの視点で、安心して使い続けられる体制が整えられています。
「守る」ための仕組みとして、データの自動バックアップと遠隔監視が行われています。万が一のトラブルに備えて、システム側で常に状態を監視し、大切な情報を安全に保護します。管理者が意識しなくても自動で処理されるので、日々の業務に集中しやすくなります。
「支える」部分では、365日対応の有人サポートが利用できます。サポートデスクが常設されており、いつでも専門スタッフとやりとりできる環境が整っています。過去の問い合わせ内容が共有されているため、スムーズに対応が受けられる点も安心です。
ソフトウェアだけでなく、ハードウェアに関するトラブルにも対応している点も特長のひとつです。状況に応じて現場へのスタッフ派遣も行っており、急な問題にも落ち着いて対応できます。導入後も安心して使い続けられる点が、多くのゴルフ場で支持されている理由です。
シン・クラブメイト(富士テレコム)
会社名 | 富士テレコム |
---|---|
住所 | 東京都新宿区西新宿六丁目5番1号新宿アイランドタワー26F |
富士テレコムが提供する「シン・クラブメイト」は、ゴルフ場運営のための総合プラットフォームとして、長年の実績と最新技術を融合させたクラウド型管理システムです。チェックインから決済、業務管理まで一貫して効率化できる点が高く評価されています。
長年業界に寄り添った実績
クラブメイトは1982年から提供されている老舗のゴルフ場管理システムで、40年以上の歴史があります。全国のゴルフ場から寄せられた声や業務ノウハウを活かして改良を重ね、ゴルフ場経営を下支えしてきました。そんなクラブメイトを進化させたのが「シン・クラブメイト」です。
クラウド型へ移行したことで、より柔軟に、より高度に業務全体を管理できるようになりました。さらに、予約や売上、顧客データをもとに、利用者の動向を可視化できるため、より効果的な集客施策にもつなげられます。マーケティングの面でも活躍するシステムです。
シン・クラブメイトを導入するメリット
このシステムの導入によって、ゴルファーへのサービス向上とスタッフの業務負担軽減を同時に目指すことができます。電話での案内やスタート手配、精算業務まで、すべての流れに対応できるよう画面設計が工夫されています。直感的なブラウザ操作で、スタッフの作業負担が減りながらも、パーソナライズされた接客を実現します。
リアルタイムの営業状況をダッシュボードで確認できるのも大きな特長です。予約数や来場数、キャディ数などを手書きで掲示する必要がなくなり、スタッフ全員で情報を共有できます。さらに天候情報も記録でき、日々の運営だけでなく、中長期的な意思決定にも役立ちます。
また、すでに導入済みの周辺システムとの連携が可能である点も大きな魅力です。Web予約システムやカートナビ、オーダリング、自動精算機など、多くの既存設備とスムーズに連携できる柔軟性があります。
連携オプションでさらに便利に
「ゴルミィ」は、シン・クラブメイトと連携して使えるスマートラウンド支援サービスです。ゴルファーがスマホを使って快適に施設を利用できる環境を整えることで、接客の手間を減らしながら満足度を高められます。
たとえば、ゴルミィを使えばチェックイン時にQRコードをスマホでかざすだけで手続きが完了します。また、スマート決済機能によって、プレー代やレストランの支払いをスマホで済ませられるため、フロント業務の負担も大幅に軽減されます。
NT-golf 2.0(三和システム)
会社名 | 三和システム 東京オフィス |
---|---|
住所 | 東京都千代田区平河町2-5-3 MIDORI.so Nagatacho 4階 |
電話番号 | 03-6706-4477 |
三和システムが提供する「NT-golf 2.0」は、ゴルフ場向け基幹システムとして40年以上の開発実績を誇ります。クラウド化やWeb予約、LINE連携、オーダリングなどの機能を取り入れ、ゴルフ場の業務効率とサービス品質の向上を目指したIT化を支援します。
拡張性の高いゴルフ場向け基幹システム
NT-golf 2.0は、フロント業務から会員管理、売店やレストランの管理まで、ゴルフ場運営に必要なあらゆる業務を一元的に管理できるシステムです。ゴルフ場向けシステムのパイオニアとしての経験と実績に基づく信頼性があり、安定した稼働が期待できます。
このシステムは、カスタマイズ性が高く、導入先の要望に応じた柔軟な設計が可能です。たとえば、売掛管理やコンペ集計、ハンディキャップ管理といった細かな業務にも対応しており、業務に合わせた拡張がしやすい仕組みになっています。時代に応じたIT化を後押しする仕組みがそろっており、実務面だけでなく経営面でも頼れる存在です。
2つのモデルから選べる基幹システム構成
NT-golf 2.0は、クラウド型とオンプレミス型の2種類の導入モデルから選ぶことができます。それぞれの施設の事情やネットワーク環境に応じて、最適な形を選べるのが特長です。
クラウドモデルでは、サーバの設置や更新作業が不要となり、管理や維持にかかるコストを削減できます。インターネット環境さえあれば、どこからでもシステムが利用できるため、柔軟な運用が可能です。複数施設の一括管理やデータの統合運用にも適しています。
一方、オンプレミスモデルではクラブハウス内にサーバを設置して稼働させるため、ネット環境が不安定な場所でも安定した運用が可能です。既存設備との連携を重視したい場合や、自社での管理体制を整えている施設には適した選択肢といえます。
課題に寄り添う多彩な機能
NT-golf 2.0は、業務ごとの課題をカバーするために、豊富な機能が備わっています。予約管理やフロント業務、会員管理、売上やポイント管理といった基本的な機能に加え、マスター室管理、キャディ管理、ロッジ管理など、ゴルフ場特有の細かな運営ニーズにも対応しています。
参加者管理や成績の速報表示が可能で、大規模なイベントの運営にも活用できます。また、チェックイン機能には生体認証やカード認証が選べ、スムーズな受付業務を実現します。
さらに、LINE連携や自社Web予約との統合も進んでおり、ユーザーとの接点を広げながら、施設利用の利便性を高める仕組みも整っています。オーダリング機能を使えば、レストランでの注文もタブレットやスマホから対応でき、現場スタッフの負担も軽減されます。
まとめ
今回紹介した3つのゴルフ場管理システムは、それぞれに特長があり、施設の規模や運営方針に応じた選択が可能です。SwingClub-CLOUDは直感的な操作と365日のサポートが魅力で、シン・クラブメイトはスマートラウンド機能により接客と業務を両立できます。NT-golf 2.0は拡張性と柔軟な導入モデルが強みです。どのシステムも業務効率化とサービス向上に貢献し、人手不足という課題への解決策として有効です。最適な選択で、経営をより安定させましょう。